理念

物理学から生命科学における基礎科学研究の発展に貢献するとともに、各研究分野間の融合的な視点にもとづいて従来の学問体系の枠を超える新しい学問分野を切り開く。研究所が主題とする具体的な研究テーマは、「原子物理学を基礎にしたニュートリノ物理学の探求、光合成活性中心の構造・機能解明と人工光合成の実現、高温超伝導体の開発とその背景となる物理の探求、次世代のエレクトロニクスへの展開を目指す新しい材料・デバイスの開発、理論化学的手法をもとにしたエネルギー貯蔵物質の開発」である。個別の研究テーマにおいて重要な研究成果を発信するとともに、異分野融合型研究を展開してエネルギー問題を解決する新しい材料・デバイスの構築を図り、新しい学問体系を切り開く突破口とする。さらに、国際的な視点で研究展開できる基盤を整え、世界の中心的な研究拠点へと発展する。研究所において研究を担う研究者の能力を最大限発揮できるシステムを整備するとともに、俯瞰的な立場で研究を見渡せる能力を持ち、世界を相手に研究展開できる研究者・技術者を育成する。

組織図