異分野基礎科学研究所 光合成・構造生物学研究コアの菅 倫寛准教授が,9月18日,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「平成30年度戦略的創造研究推進事業(さきがけ)」の新規研究課題に採択されました。
今回採択された研究領域は,「量子技術を適用した生命科学基盤の創出」(研究総括:瀬藤光利・国際マスイメージングセンター・センター長)で,量子技術の適用による生体センシングの革新と生体分子の動態及び相互作用の解明を目的として平成29年度に設置され,量子技術を利用した生体分子の機能解明を一丸となって進めています。
菅准教授は「量子ビームが拓く光合成膜タンパク質のマルチモーダル構造解析」をテーマに,平成30年10月~平成34年3月の3年半にわたって,研究を行います。
同事業は,社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す,新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。平成30年度研究提案募集では,さきがけの11研究領域に1,193件の応募があり,126件(採択率10.6%)の研究課題が決定されました。
菅准教授が所属する光合成・構造生物学研究コアでは,光合成膜タンパク質の構造・機能解析を中心に研究を行っています。これまでに沈 建仁教授(平成14年度),梅名泰史准教授(特任)(平成23年度)及び秋田総理准教授(平成28年度)がさきがけに採択されており,今回,菅准教授で4人目の採択となります。
【本件問い合わせ先】
異分野基礎科学研究所 教授 沈 建仁
TEL:086-251-8502