異分野基礎科学研究所次世代新科学技術展開支援事業
新たな研究分野の創出・グローバルに研究を展開・世界で活躍する人材を育成異分野基礎科学研究所は,数学,物理学,化学,生物科学に関する基礎理学研究を展開するとともに,それらの研究分野を横断する新たな融合的な研究の推進を目指して、平成28年4月に岡山大学に設置されました。本研究所では、各研究分野の発展に加えて、現在の学問分野の枠に収まらない新たな研究分野を創出することを念頭にしております。また、本研究所は,国際的な研究ネットワークの中で、基礎理学研究展開を図るべく国際共同研究を活発に展開しています。すでに、世界的に活躍する外国人研究者の主宰する研究グループを発足させるなど,基礎理学分野での国際的な研究活動の中心となることための準備を着々と進めています。また、この目的のために、積極的な外国人教員の受け入れを行うとともに,若手研究者の海外派遣を後押ししています。
2017年4月には光合成・構造生物学研究コアの沈建仁教授が,「みどりの学術賞」(内閣府,日本科学未来館主催)を受賞しました。この賞は,「自然ならびに生物科学分野」において顕著な功績のあった研究者に授与されるもので,沈教授の光合成に関する世界的な研究業績が認められたものです。また、本研究所は、MgB2の発見において国際的に著名な超伝導研究者である秋光純教授を特任教授として迎えるなど、卓越した業績を有する研究者が活発に研究活動を展開しています。
2018年4月には,本研究所を基礎として大学院自然科学研究科博士後期課程に「学際基礎科学専攻」が設置されました。当該専攻では、異分野基礎科学研究所の教員の指導により世界で活躍する若手研究者・技術者を育成することを目指しております。
このように、本研究所は,発足したばかりではありますが,基礎理学研究の拠点となるべく歩み出しており,岡山大学を世界の研究大学へと飛躍させる原動力となるよう活動をしております。本研究所の活動にご支援を頂ければ幸いでございます。
異分野基礎科学研究所次世代新科学技術展開支援事業
発起人会 異分野基礎科学研究所教授・田中秀樹
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